なかなか改善されない、こり・痛み・シビレの原因は、筋肉ではなく筋肉を覆っている、「筋膜の癒着」にあります。
当治療院は、この筋膜の癒着を解消する筋膜マッサージを行う、日本でも数少ない治療院です。
石井一彰
1965年生まれ。
駒澤大学、文学部卒業。
湘南医療福祉専門学校卒業。
鍼師、灸師、あんま・マッサージ・指圧師免許取得
湘南医療福祉専門学校在学中より、筋膜マッサージ創始者、磯崎文雄氏に師事。
免許取得と同時に、IPF研究所にて治療を始め、これまでに一般の方を始め、プロスポーツ選手、ダンサー、舞踊家などの治療も行う。
掲載雑誌、他
日経ヘルス、MAQUIA、VOGUE、美ST、ELLE、フジテレビ系列・ベリベリサタデー等出演。
・筋膜マッサージ(経験豊かな国家資格取得者による、医療マッサージ)
・温熱療法
・セルフヒーリングバイブレーション
人間の体には、約400個の筋肉が、重なり合い接触し合って存在しています。これらの筋肉が互いに干渉しないでスムーズに動けるように、筋肉を覆い、隔てているのが筋膜です。皮下組織のすぐ下にあって、体全体を覆っている皮下筋膜(浅在筋膜)とこれよりも深い位置にあって、各筋肉群を隔てたり、筋細胞を束ねたりする深在筋膜があります。
怪我や、長期間の同じ姿勢、高熱や衝撃によって、この筋膜が、変形、肥厚、そして癒着してしまい、筋肉のスムーズな動きを妨げるだけでなく、神経、血管を圧迫し、こり、痛み、シビレといった不快な症状を引き起こしています。 この深在筋膜は隣接する筋肉・筋膜と連絡し、筋膜の流れを作っています。このため、筋膜の癒着部位とは違う場所に不快な症状が現れてくることも多く見られます。痛みなどが発症している部位を施術しても改善されないような場合は、全く違う部分の筋膜の癒着が原因で、そこを施術していないために、改善されないのです。
さらに、関係する内臓に過度の緊張が伝わり、内科的な症状の原因にもなっています。胃、腸や膀胱などの骨盤内臓器は特に影響が出やすく、胃もたれ、食欲不振、胃痛、頻尿、便秘、軟便、生理不順、生理痛、月経前症候群など、様々な症状を引き起こしています。
筋膜マッサージは、磯﨑文雄氏が、1930年代に米国のアイダ・ロルフ女史によって開発されたロルフィングを研究し、更に、ヨーガ、東洋医学を研究した結果、独自に確立したマッサージ法です。ロルフィングが皮下筋膜に対する働きかけを主体とするのに対し、筋膜マッサージは、深在筋膜へのアプローチを主体とし、特に、筋肉の起始部と停止部への施術を重視しています。
筋肉は、筋膜という薄い膜によって覆われています。この筋膜は筋肉を包み、支えるばかりでなく、身体全体をも支え、また、神経とは別のルートでの刺激の伝達を行っているとも言われ、東洋医学で考えられている、「経絡」も実はこの筋膜の伝道路ではないかと言われています。
筋膜には、皮膚のすぐ下にあって、身体全体をストッキングのように覆っている皮下筋膜と、もっと深いところにあって、各筋肉や筋細胞を覆っている深在筋膜があります。前に述べたように、ロルフィングは皮下筋膜を、筋膜マッサージは、深在筋膜に対して主に働きかける違いがあります。皮下筋膜は疎線維性結合組織で、結合が粗く外力によって変形しやすく、また元に戻りやすい特徴があります。これに対し、深在筋膜は、密線維性結合組織で、結合が密で変形しにくいかわりに、一度変形すると元に戻りにくい特徴があります。この変形してしまった状態や、筋膜と筋膜、筋膜と筋肉の間の可動性が悪くなった状態を「癒着」と呼びます。
コリや痛みなどで、なかなか改善しない不快な症状には、この筋膜の癒着が関係しています。しかも癒着を起こしている場所だけでなく、離れた場所に現れる事が多く、症状のある場所を施術しても治らない一つの理由にもなっています。
筋膜マッサージでは、コリや痛みの原因となっている部位を見つけ出し、ここを的確に施術することで、結果として現れているコリ、痛み、シビレ等の症状を改善し、正しい筋肉運動が行える状態に導きます。
アイダ・ロルフ女史によって1930年代に考え出された理論で、精神分析理論をベースに、性格分析と人体の解剖学研究から考え出されました。そして筋肉を覆い、体中に張り巡らされた筋膜が身体を支える役割を果たしている事を発見しました。
さらに、心と身体の密接な関係に着目したロルフ女史は、精神の状態や性格による緊張も筋膜に影響していると考え、心の歪みを治す為には、精神的治療だけでなく歪んでしまった身体、特に姿勢を矯正しなくてはならないと考えました。
そこで人体の構造的統合や、姿勢解放と言った考えに基づき、人体を重力軸に合わせて動けるようにする方法を考案したものがロルフィングです。
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